【My Story】パフォーミングアーティスト・天城剣心さんにインタビュー

<span class="hpt_headertitle">【My Story】パフォーミングアーティスト・天城剣心さんにインタビュー</span>

My Story
~世界へチャレンジする日本人へインタビュー~


今回は、現役の大学生でありながら、プロのパフォーミングアーティスト、マジシャンとして活躍されている天城剣心さんにインタビューしました。

マジシャンになろうと思ったきっかけを教えてください

幼稚園時代に初めてみたマジックに魅せられ、その頃から独学でマジックを始めました!!

幼稚園時代の夢を実現されたなんてすごい!普段はどんな活動をされているのですか?

普段は大学生ですが、ハリウッドにあるThe Academy of Magical Arts-通称「マジックキャッスル」でほぼ毎週、舞台にたっています。

その他、全米各地で行われるマジックショーやTV等に出演しています。そして、今は昨年10月に出版した絵本の宣伝活動も兼ねて、日米往復しています!

2022年10月に「記憶の引き出し」を出版されましたが、絵本を描こうと思ったきっかけを教えてください。

日本語補習校に通っていたのですが、その最終学年の年に出た最後の課題「レポート、または短編小説を書こう」が、私が物語を書くきっかけになりました。

そしてもう一つ、自分が確かに存在した、という証明を残したいとも思いました。とにかく世に何かを残したいと気持ちで、形はなんでもよかったのですが、僕の場合それが「絵本」という形になりました。

実は、数年前から一人で挿絵なしの物語を描いては自身のホームページに掲載していました。そしてその中の一つ、「記憶の引き出し」の原稿を日本の出版会社様に送ったところ、なんと審査を通り、更に全国流通版として書籍化した際には全国の書店に置いていただけると言う流れになりました。

「記憶の引き出し」私も拝読し、とても楽しませて頂きました。いわゆる小さなお子様向けな「絵本」を想像していましたが、全く違う大人向けの作品ですよね?

そうですね。対象年齢は小学生以上で、大人の方にも楽しんでもらえる作品だと思います。

本当に大切なものはなんなのか、忘れたくはない思い出はなんなのか、ということをテーマにこの物語を書き上げました。

ある小さな町に暮らす人たちが全員持っている自分の「引き出し」。

引き出しの中身は記憶の塊、その人を表す大切な記憶や思い出が形として入っています。
ですが、町でただ一人自分の引き出しを持っていないピエロのリコルドは、
サム・クロックという8歳の少年と出会います。
二人の出会いは偶然だったのか、それとも必然だったのか。

リコルドが引き出しを持っていない本当の理由とは……。

21歳とまだまだお若いですが、どんな子供時代でしたか?

自分がやりたい、と言えば、何でも自由にやらせてくれる両親でしたので、習い事もそれなりにやっていましたが、とにかく飽き性でした(笑)

そして、幼いころから大人の方と一緒に舞台に立ったりしていたので、やけに大人びた子供だったと思います。


実は、剣心さんの子供時代の様子を知りたく、剣心さんには内緒で、お母さまへもインタビューをさせて頂きました。


(お母さまへのご質問)剣心さんはどんなお子さんでしたか?

確かに、習い事は本人がやりたいと言った事は、できる限りやらせてあげたと思います。
本人は飽きっぽいと言ってますが、補習校、習字、サッカー、剣道、マジック、全部辞めずに続けてきました。

高校生になってから、習字は師範の免状を貰いました。剣道の試合でも結果が残せるようになってきて、大学に入ってからはマジックでもコンテストで入賞して….やっと今までやってきた事が身を結んできたな…と感じた瞬間でした。

多彩ですばらしい息子さんですね!

ありがとうございます。
ただ、色んな方から、よくできた息子さんですね!とか、色んな才能があって羨ましい!と言っていただくのですが、母の私から見ると、息子は努力の人だと思っています。
団体競技が苦手な息子なのですが、それでもサッカーもずっと続け、結局、中学3年の最終学年の時はキャプテンになりました。石の上にも3年と書いたTシャツを作ってあげようかと思ったくらいです(笑)


どんなご両親でしたか?

優しい両親です。僕の個性を理解し、僕のやることを見守り、応援してくれる両親でした。たくさんの事に触れさせてくれ、僕の道を応援してくれている両親には本当に感謝しています。

今後の目標は?

飽きっぽかった幼少時代=沢山のことに触れることができ、今の自分があると思っています。沢山のことを経験して、残ったものがマジックで、それが僕の軸となりました。

「剣心ってマジシャンでしょ?」「え?絵本作家じゃないの?」「え?アーティストでしょ?」と、いつか、僕のことを知っている人30人が集まった時、それぞれ僕という人間を違った言葉で表現してくれる、そんな風になりたいですね!

ぜひ子供達にひとことください。

とにかく沢山のことに挑戦して、沢山のことを経験してほしいと思っています。たとえ長続きしなくとも失敗しても、きっと自分の糧になるはずです!
僕はその中で「マジック」というかけがえのない宝物を見つけることができました。


学生であり、マジシャンであり、絵本作家であり、パフォーマーであり・・・沢山の顔を持つ剣心さん、どんどん新しいことに挑戦していく21歳から沢山の刺激をもらった1日でした!そして、ご両親への感謝、また記事にはないですが、それぞれに素晴らしい才能を持つ妹さん達へのリスペクトをとても感じるインタビューとなりました。

剣心さん、お忙しい中、貴重なお時間を頂きありがとうございました。

calmommyでも2022年9月に、ゲスト講師としてSTEAMクラス「はじめてのマジック」を開講、10月のハロウィンイベントでは、マジックショーを披露してくださいました。

活動レポはこちらをご覧ください。
STEAMクラス『はじめてのマジック』https://calmommy.com/report-steam-september2022/
ハロウィンイベント『SPOOKY STEAM』https://calmommy.com/report-steam-halloween2022/

剣心さんが、昨年12月に出演したFOOL USの動画です。

天城剣心(Amagi, Kenshin)
パフォーミングアーティスト・絵本作家

2001年生まれ。
幼少期でマジックに魅せられ、幼稚園の頃から独学でマジックを始める。2017年よりアメリカのハリウッドにあるThe Academy of Magical Arts-通称「マジックキャッスル」のジュニアメンバーになる。現在では毎週のようにマジックキャッスルの舞台に立っている。

プロマジシャンというポジションだけではなく、あらゆる芸術を総合的に表現する「パフォーミングアーティスト」として活躍中。2022年10月、絵本「記憶の引き出し」出版。
日本国内書店、Amazonで購入できます。

KenshinAmagi
https://www.kenshinamagi.com